「やる気が出ない」
人間誰しも、そのようなタイミングはあるはずです。
そしてそんな時に「やる気を出す方法」と検索したことはありませんか?
実際に「やる気 出し方」と検索してみると、
- 音楽を聞く
- 散歩する
- やる気が出る動画を見る
etc.
と、様々な方法が紹介されています。
しかし、これらはあくまで「方法」に過ぎません。
あなたはやる気が出ないとき「なんでやる気が出ないのだろう」と、原因を考えたことはありますか?
喉が乾いている人にフランスパンを渡しても喉の乾きが悪化してしまうように、
「原因や状況」を適切に把握した上でそれに合わせた「方法」を取らないと意味がなく、ときにマイナスの結果をも生み出してしまうかもしれません。
そこで今回は、「そもそもやる気とはなにか」をお伝えした上で、やる気が出ない時の原因に合わせた対処法を、体系立ててご紹介します!
前提:「やる気」とは何か
やる気は「出す」ものではなく「出る」もの
まずあなたと共有したいこと。
それは、やる気というものが「自然と出てくる」ものであり、「自らの意志でコントロールできる」ものではない、ということです。
「やる気が出る」「やる気になる」という言葉はあっても、「やる気を出す」とは言いませんよね?
これを忘れたまま「自分の意志でなんとかやる気を出そう」と必死でいると、あなたはすぐに疲れてしまいます。
やる気とは脳の集中状態
そもそも「やる気が出ている状態」はどのようなことを指しているのでしょう。
おとはこれを「脳が一つの対象に向かって集中し続けている」状態と考えています。
人間の行動はすべて「脳」が決定しています。
呼吸をするのも、仕事をするのも、遊ぶのも、すべて脳が決定しています。
「やる気が出ている」のは、正確に言えば私たちではなく脳になります。
したがって「やる気が出る」ためには、一つの対象に向かって脳に集中してもらう必要があります。
先ほど「やる気は意志でコントロール出来るものではない」とお伝えしたのも、
私たちは自分の意志で脳の動きを完全にコントロールすることは出来ないからです。
それじゃあ、どうしようもないってこと?
いいえ!「やる気が自然と出てくる」ように環境を整えることは出来ます!
たとえば脳が「疲れている」状態であれば、一つの対象に向かって脳に集中し続けてもらうことは非常に難しいです。
しかし睡眠をとったり適切な食事で栄養を与えることで脳が元気になれば、この問題は解決に一歩近づきます。
このように、私たちは脳の動きを完全にコントロールすることは出来なくとも、その時の原因や状況に応じて「自然とやる気が出る」環境を整えてあげることは出来るわけです。
逆に言えば、この原因や環境を把握しないままに解決することは難しいかもしれません。
先ほどお伝えしたように、「やる気 出し方」と検索してみると多くの小技が紹介されています。
しかし、上のように脳が疲れている時に「散歩をする」という手段をとっても、疲れが増すだけでやる気は一向に遠ざかってしまいます。
こうした見当違いな手段を取らないようにするためにも、私たちはまず、自分の状態をきちんと把握する必要があるわけです。
以降は「脳が一つの対象に向かって集中できない」時の原因を4つ、ピックアップしてご紹介します。
やる気が出ない原因1:脳が疲れている
やる気がでない原因の一つ目は「疲れ」。
脳はいつも絶好調なわけではありません。
100%の力を発揮できるときもあれば、寝不足で40%しか力を発揮できないときもあります。
脳の疲れが原因でいまいちやる気がでない時は、無理に頑張ろうとせず、ゆっくり休む必要があります。
十分な睡眠時間を確保したり、適切な食習慣を送りましょう。
やる気が出ない原因2:脳が惑わされている
仮に脳が元気な状態だったとしても、やることを明確に整理し、必要な情報を取捨選択しないと、脳は何をすればいいのか迷ってしまいます。
特に最近だと、スマホからどんな情報にでもアクセス出来てしまうため逆に情報過多となり、一つのことに集中することが難しくなっています。
「すぐに勉強しなきゃいけないとは分かっていても、スマホのSNSの方が気になって勉強のやる気がでない」
というのはまさにこの例です。
また、やることがハッキリしていない場合も同様です。
「1年間で10キロ痩せる」
と目標を立てるだけでは何をやれば良いか具体的に分からず、とりあえず最初はガムシャラに頑張ってもすぐにやる気がなくなってしまいます。
人間は「なにかよく分からないけどとりあえず頑張り続ける」ことができるほど強くありません。
「まずは1ヶ月後に2キロ痩せることを目標に、1日20回腹筋を続ける」
と具体的な目標を立ててやるべきことを整理しましょう。
やる気が出ない原因3:脳が寝ている
脳が万全で目標が明確であったとしても、脳が常にスイッチをONにしているとは限りません。
寝起きの状態や、なんとなく布団でゴロゴロしている時のように、脳が「おやすみモード」に入っていることもあります。
こんな時は脳に刺激を与えたり、覚醒するきっかけを作ってあげれば、「やる気モード」に移ってくれます。
やる気が出ない原因4:脳が嫌がっている
最後の原因がこちら。
脳が万全で、目標が明確で、スイッチが入っていたとしても、苦手なことはつい後回しにしがち。
苦手な食べ物があれば、あんまり食べたくないと思うのは当然。
たとえば、生卵が苦手な、あなた。
スクランブルエッグなら食べれるのであれば、火を通して食べればいい。
その場に生卵が好きな友達がいれば、食べて貰えばいい。
筋トレをしているのであれば、タンパク質を取るためにと自分を言い聞かせればいい。
そもそも食べる必要がないのであれば、食べなければいい。
このように、生卵が苦手だからといってそのまま放置して置くのではなく、状況に合わせていくらでも対応策を見つけ出すことが出来ます。
同じように、苦手なことにはあまりやる気になりづらいのもまた、当然です。
そんな時は、自分の気持ちと相談しながら、どうするかキチンと向き合って考えることから始めましょう。
まとめ
最後まで読んで下さり、ありがとうございます!
いかがでしたか?
今回は「やる気」について
- やる気とはなにか
- やる気が出ない時の原因
- 原因に合わせた対策の方針
の3つについてお伝えしました。
やる気がでない時の原因を、あなたは自分で把握できそうですか?
次の記事ではその原因に合わせた具体的な「やる気を出させる方法」についてお届けします!
コメントやTwitterのフォローお待ちしております。
それではまたお会いしましょう!
以上、おと(@lifenote_blog)でした。