エントリーシート。
またの名を、ES。
その可愛らしい名前とは裏腹に、
就職活動における第一関門として君臨する。
その文字数、質問の意味不明さ故に
ある者は発狂して阿波踊りに身を捧げ、
ある者は早々にグリフィンドール入寮を諦める。
こうして犠牲となる若者は年々後をたたない。
・・・。
すいません。ふざけすぎました。
申し遅れました!
おと(@lifenote_blog)です(*´ω`*)
今回のテーマはES!
そのなかでも定番とも言える
- 自己PR
- ガクチカ
- 志望動機
この3つの違いと書き方を取り上げます。
実は就活メンターの経験がある、
というわけでもないのですが
- わたし自身がES落ちしたことがない
- 個人的にESの添削をよく依頼される
- 添削指導した人のES通過率100%
という実績をもとに、今回は
わたしが思い込む「ESの書き方論」をお届けします!
(ちなみに阿波踊りは大好きです。
ESのゴール
予め「ゴール」を明確にし、
それに向けたプロセスを考える。
何事においてもきっと、それは重要です。
さて、そんなESのゴールは、ずばり!
読み手に対し、
説得力をもって、
人物像を具体的にイメージさせる。
と、おとは考えます。
当然ではありますが、
ESを通過させるか判断するのは
書き手ではなく読み手。
そんな読み手が知りたがる
この人にはどんな強みがあるのかな
この人は強みを活かして何をしたいのかな
この人はなんでうちにエントリーしたのかな
といった疑問が、
あなたのESを読むことで
自然と解決・納得できる。
そのような状態をつくれば
ESで落ちることは無いはず!(たぶん)
ところで、たまに
自分を採用してもらうメリットを
ESで提示することが大切だ!!
という意見も見かけます。
わたし自身、その意見には賛成です。
会社というのは慈善事業ではない以上、
自社にとってメリットが見込まれる人間を
採用したいと思うのは当たり前ですから。
・・・とはいえ、「メリット」というのは
自分が決めるのではなく、
最終的には相手が勝手に判断するもの。
もしあなたが
「この企業は確実にこんな人を欲しがっている!」
と自信を持って言えるのであれば、
それに合わせたシナリオを用意して
”自分を採用するメリット”
として提示すれば最強のESが出来上がります。
ただ、それってかなり大変そう!
徹底的な業界/企業分析が必要になるので
すぐに疲れちゃうと思います(´;ω;`)
なので、わたしは
自分の強みや考えをしっかり伝え、
採用のメリットは相手に判断させる
を基本スタンスとしていました♪
経験上、
「わたしってこんな人ですよ!」
「こんなことやりたがってますよ!」
という内容を
読み手が納得するレベルで丁寧に書けば
おっ。じゃあ面接で確かめてやるか
と考えて、通してくれるはずです♪
ESの全体像
それが簡単に出来たら
苦労はないよ!!
と、怒られそうなので
ここから具体的に書き進めます(*´ω`*)
まず大前提としてお伝えしたいのですが
ESの質問をバラバラに捉えてはいけません。
先程のように、ESのゴールは
読み手に対し、
説得力をもって、
人物像を具体的にイメージさせる
こと。
とはいえ、
それがなかなか難しい。
相手を説得するには
それなりの根拠を並べる必要があり、
人物像を具体的にイメージしてもらうには
エピソードを交える必要があるからです。
つまり何が言いたいかというと、
たった数百字の質問ひとつで
「私」をしっかり伝えるだなんて
そもそも無理があるのです( ´・ω・`)
だからこそ
ESの質問をバラバラに捉えず、
全体で一つの物語となるよう
作家になりきりましょう♪
自己PRで
・自分の強みはなにか
・それをどんな場でどう活かしたいか
の全体像を伝え
ガクチカで
「たしかに、この人の強みはまさにその通りだな」
と読み手が納得するように
具体的な過去のエピソードを展開し、
さらに志望動機で
「強みをそう活かしたいならうちの会社だな」
と読み手に思わせるように、
根拠を添えて未来への展望をアピールする。
こうして、
各質問の役割を意識しながら書けば
全体を通して
「説得力があり」かつ「具体的な」
ESとなります!
ESの書き方
各質問での書き方も紹介します♪
自己PRの書き方
自己PRはESのなかでも
概要的なポジションにあたるので
- 自分の強みはなにか
- それをどんな場でどう活かしたいか
の全体像を伝えましょう。
また、サラッとし過ぎていては
説得力に欠けた内容となってしまうので
ある程度の具体性な根拠/エピソードともに
全体像を伝える必要があります。
ただ、自己PRの難しいのが
「どこまで詳しく書くか」
という点。
詳しく書けば書くほど
他の質問項目と内容がかぶってしまいます。
なので、これについては
・自己PRの制限字数
・他の質問の内容
の2つ次第だと思います!
自己PRの字数が少なければ
抽象的かつ必要最小限に絞ればいい。
逆に、自己PRの字数が多く、
かつ「ガクチカ」がなければ
ガクチカで書くべき要素を盛り込む。
というように、全体を見据えたうえで
どこまで深く書くかを戦略的に練りましょう!
ガクチカの書き方
ガクチカのポイント。
それは
説得力のある具体的なエピソードを展開
これに尽きます!
繰り返すようですが、ESのゴールは
読み手に対し、
説得力をもって、
人物像を具体的にイメージさせる
こと。
ここで、ただ単に
「私の強みはこれなんです!」
と言っても、全く説得力はありません。
具体的なエピソードを展開することで
この人の強みはこうなんだろうなあ
こんな考え方の人なんだろうなあ
と、
相手に思い込ませる
ことがミソ。
問題に直面した時、
どんな理由・思いから、
どんなアプローチを採ったか。
その過程を伝えることで
読み手の思考を誘導しちゃいましょう!
「私の強みは~です」なんて
わざわざ言わなくても伝わるよね?
というぐらいのスタンスです♪
ちなみによく見られるのが
- 自己PRで押し出す強み
- エピソードから連想される人物像
この2つが一致しない、というパターン。
たとえば
私が飲食バイト先のチームリーダーに着任後、2ヶ月でチーム業績が15%低下という問題に直面した。粘り強いヒアリングと分析の末、発生要因はABCの3つと推測。そこで私はAに対してaを、Bに対してbを、Cに対してcという施策を打ち出した。結果、着任初月比105%のチーム業績を翌々月に達成。目標の110%に届かず悔しい思いもしたが、最も影響を及ぼしたCが外部要因であったことを踏まえると粘り強く取り組んだ甲斐もあり、大きな手応えを得られた。 (217字)
このようなガクチカを書いた人が
わたしの強みは粘り強さです!
と自己PRしたら
「ん?」
と思いますよね。
まあ、間違ってはいないのだろうけど
もっと他に言える強みあるんじゃない?
ちゃんと自己分析できてる?
と、不信感にも繋がりかねません。
せっかく頑張って自己PRしても
それに見合うガクチカではない。
もしくはその逆、なんてことは
実際のところよく見ます。
こういったことを避けるためにもやはり、
ES全体で一つの物語となるよう
意識して書きましょう!
志望動機の書き方
最後に志望動機。
ここでのポイントは
自分の「やりたい」と「企業理解」を結びつける
こと!
分解してみると
- どの業界で何をやりたいか示す
- 事実ベースの企業理解を示す
- 1と2を結びつける
となります。
なお1については
ガクチカで書いたエピソードから
話が繋がるように書ければ説得力アップ♪
また、2について注意。
「事実ベース」というのは
日経新聞やOB訪問の情報を元にしましょう!
企業のHPに書かれている
「企業理念」や「最近の取り組み」
だけを志望の根拠とするESもよく見ますが
それは「手抜き」とすぐバレます(;´Д`)
日経新聞から取り出した記事を抽象化し、
OB訪問で得た情報と組み合わせて、
「こういう会社だと私は思う」
と自信満々に言えれば完璧です。
そうした下準備を経て、
エピソードを踏まえて
私はこんなことをやりたい!
実現にはこんな環境が必要なんです。
~な点で貴社には、
まさにその土壌がありますよね。
だから、私にとって貴社がベスト!!
このように順を追ってアピールすれば
「ES通るかな…」
という不安ともおさらばです(*´∀`*)
まとめ
最後まで読んで下さり、
ありがとうございます!
今回は、
- ESのゴールと全体像
- 各質問のポイント
についてお届けしました。
就職活動は大変かと思いますが
本記事を読んでくださったあなたが
第一志望から内定を勝ち穫れるよう
心から祈っています!!
コメントやTwitterのフォローお待ちしております。
それではまたお会いしましょう!
以上、おと(@lifenote_blog)でした。